毎日TED

TEDを見ている最中に考えたことを書いています。 本筋から離れることが多いです。

タグ:音楽


音楽を心地良いと感じるかどうかは予測可能性と変動性のバランスによって決まるという話。

音楽はそもそも自然で奏でられる物が期限だったと思う。
まず生命が育まれるときに聞いていたから心臓の鼓動。
自然界であれば、波の音や風の音、雨音、水の流れる音など。
こういった音は一定のリズムで奏でられる。
音楽を知らなかった太古の人たちはその音に何かを感じ取っていたのだと思う。
そこから派生して音楽は作られたのだと思う。
音楽に対する感性を形作っているものはこうした自然界の音なのだと思う。
これらは確かに予測可能なリズムを奏でる。
たまに何かの変化が起きるとリズムやテンポが変わる。
これが予測可能性と変動性なのだろう。





音楽を演奏するという行為について、様々な切り口からアプローチしながら、誰かが決めた形式で音楽をすることよりも自分が楽しいかどうかが重要だというメッセージを伝えている。

これは守破離の話なのだと思った。
まずは「守」で基本の型を覚える。
音楽であれば楽譜の通りに演奏する技術を身に付ける。

次は「破」。
覚えた型を自分なりに崩してみる。
音楽であれば、楽譜に書かれていない演奏を即興で行うなどか。

最後に「離」
新しい取り組みを行う。
音楽であれば、新しい楽器を作る、新しい音を作る、新しい演奏スタイルを作る、など。

この「離」をどのように行うかに人それぞれのセンスが出てくると思う。
元からどのような軸で離れて新しい物を作るか。
どこまで元の型を踏襲するか。

このスピーカーは「離」に取り組むときの基準として、楽しいかどうか、を上げていた。
誰かに認められたいとかお金になるようなものにしたいとか、
そういった邪念があると考え方が偏って新しいものを生み出すことはできないかもしれない。
他人を意識しなければ独りよがりなものにもなりかねないけれど、
周りに受け入れられるかどうかは別として作るのが一番楽しくて
本人にとっても良いのかもしれない。




クラシック音楽が好きな人は3%程度と言われているけれど、
みんな音楽の良さは理解することができていてきっかけがないだけ、という話。

クラシック音楽は確かに好んで聴こうとは思わない。
でも、聴くタイミングによっては良い音楽だと感じることがある。

そもそも自分はなぜクラシックを聴かないのかを考えてみる。
よく音楽を聴いていた頃、聴いていたのは、J-POPだった。
日本語の歌詞があって口ずさみやすいメロディーがついた音楽。
最初はTVで流れるような流行歌から入り、

中高生になってくると、ヒットチャートに出る有名な曲ではなく、
そこまで有名ではないバンドの曲とかを聴くようになる。
音楽的にはJ-POPと変わらない。
違いは有名かどうかだけ。
おそらく当時はメジャーな曲を聴くことがダサくて
マイナーな曲を知ってるオレかっこいい
みたいな自意識が働いていたのだと思う。

高校の後半から大学生になってくると洋楽だったり、
後は昔ヒットしたけど最近の人が聴かないような曲に手を出し始めた。
これも中高の時の自意識を別な形で拗らせたものだと思う。

10台後半から20代にかけてはカラオケにもよく言っていたけれど、
そこで好んで歌っていたのも、ヒットチャートの上位までは行かないような
ちょっとマイナーな曲だった。


とにかく好んで聴いていたのはJ-POPだった。
音楽としてクラシックよりJ-POPが好きだった理由は
分かりやすい気持ち良さがあったのかと思う。
おそらくJ-POPの多くは売れることを前提として作られているので
聴いていてみんなが気持ち良いと思うものが世に出ているのだと思う。
その気持ち良さというのはコード進行とかそういうの何だと思うけど。
食べ物で言うとファストフードで売られているような
みんなが好きな味付けがされた料理を食べるようなもの。

ではクラシックは何なのだろうか。
クラシックを聞くぞ、とか身構えて聞くと、
いい曲だなとは思うけど、気軽な気持ちで聴きたいと思わない。
おそらく聴いているときに音楽の構造を頭の中で色々考えてしまって
疲れるんだと思う。
これは外国語を聴いているときに近い気がする。

日本語であればすんなり理解できるのでラジオでの聞き流しとかは平気だけど、
英語はすんなり理解できないので、理解しようとして聴くと疲れるし、
何を言っているかわからないと楽しくもないので聴きたいとも思わない。

クラシックを聴いている時は外国語を聴くのと同じようなことが
頭の中で起こっているのだと思う。

外国語であっても理解できるようになれば聴くのが苦ではなくなるように
クラシックも理解できるようになると聴くのが楽しくなるのかもしれない



ブルーグラスが上手な兄弟が演奏をしている動画。
トークはほとんどなし。

ブルーグラスと言う音楽のジャンル名はこの動画で初めて聞いた。
音楽自体は映画か何かでなんとなく聞いたことがある。
アメリカの西部劇とかで流れてそうな感じ。
すごくうまいらしいのだが、どれくらい演奏が難しいかがわからないので凄さがわからない。
トークでもどれだけ努力したかとかは特に語られていないので尚更わからなかった。

まだ幼いのにどうやって上手くなったのか、とか、
兄弟でグループを作ったことが成功の要因と関係しているのかとか
そこらへんの話が聞きたかった。



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