高度な数学がどのように実生活に関わるかというと一部の専門家にしか必要とならないものもある。
しかし、これからのデジタルの時代では統計学を知ることが有益になる、という話。
平均から標準偏差の2倍離れていることの意味が重要だといっていた。
これは全データの約95%が入る数字だ。
大人数を扱う仕事を行う場合、全てをカバーすることは難しい。
では、どこまでカバーすればよいかというと、一つの基準がこの範囲だ。
これ以上をカバーしようとすると、かかるコストに成果が見合わない。
コスパを考えた場合の足きりの線がこれになるというわけだ。
ビジネスを行う上では知っておくべきことだと思う。
歴史を振り返ると人類は何事もコスパで物事を判断してきていると思う。
例えば、食肉対象の動物として牛、豚、鶏が選ばれている理由は、美味しいからではなく、コスパが良いからだ。
米や麦の作地が広い理由もそうだ。
日々の個人の判断もそう。
意識的に計算されているかいないかの違いはあれどコスパを踏まえて物事を判断している。
コスパを制することが発展には重要だ。
そのベースとなる考え方が統計学だと思う。
物事を合理的に判断するためには統計学の知識が不可欠だと思う。