毎日TED

TEDを見ている最中に考えたことを書いています。 本筋から離れることが多いです。

タグ:数学



高度な数学がどのように実生活に関わるかというと一部の専門家にしか必要とならないものもある。
しかし、これからのデジタルの時代では統計学を知ることが有益になる、という話。

平均から標準偏差の2倍離れていることの意味が重要だといっていた。
これは全データの約95%が入る数字だ。
大人数を扱う仕事を行う場合、全てをカバーすることは難しい。
では、どこまでカバーすればよいかというと、一つの基準がこの範囲だ。
これ以上をカバーしようとすると、かかるコストに成果が見合わない。
コスパを考えた場合の足きりの線がこれになるというわけだ。
ビジネスを行う上では知っておくべきことだと思う。

歴史を振り返ると人類は何事もコスパで物事を判断してきていると思う。
例えば、食肉対象の動物として牛、豚、鶏が選ばれている理由は、美味しいからではなく、コスパが良いからだ。
米や麦の作地が広い理由もそうだ。
日々の個人の判断もそう。
意識的に計算されているかいないかの違いはあれどコスパを踏まえて物事を判断している。
コスパを制することが発展には重要だ。
そのベースとなる考え方が統計学だと思う。
物事を合理的に判断するためには統計学の知識が不可欠だと思う。 


数学の持つ法則性の美しさについての話。

数学には一見、驚くような、偶然を感じる法則がある。
例えば、111,111,111 × 111,111,111 = 12,345,678,987,654,321
とか、
(6 * 9) + (6 + 9) = 69
とか。

しかし、これは本当に偶然と同じ類のものなのか?
例えば、222,222,222  × 222,222,222 = 493827E+16
だと特に何の法則もないし、
(3 * 6) + (3 + 6) = 27
これも特に何の法則もない。

数字の組み合わせは無数にある。
その中でたまたま、きれいに数字が並ぶ場合もあるだろう。
その他無数にある計算式の中には、こういった偶然の数字の羅列があってもおかしくない。

こういった偶然とも思える事は母数が大きくなれば一定確率で出てくるのだろう。




フィボナッチ数列が持つ不思議な特徴についての話。

 フィボナッチ数列が持つ特徴に驚きを感じるのは、
そこに様々な規則が見られることと、
数字的な特徴が自然界だったり、自分たちの感覚と重なるからだと思う。

偶然でも必然でも良いけれど、複数のことが重なると驚きを感じる。
その希少性が高ければ高いほど強くなる。
サイコロを二回振って同じ目が出るよりも
三回振って同じ目が出た方が驚きが大きい。

ただし、その重なりに関連性を見出せなければ驚きは得られない。
渋谷駅前交差点で信号待ちをしている時、周りにたくさんの人がいても驚かない。
しかし、その人たちが全員同じ地元だとしたら驚くと思う。
でも、通常は、信号待ちしている時に近くにいる人の地元がどこかなんてわからない。

誰かにサプライズを与える手段として、こうした偶然を重ねた何かを用意すると楽しいと思う。
その時、何重もの偶然では起こり得ない何かを仕込むと良いと思う。
ただし、その人に気づいてもらえないと意味がないので、ある程度分かりやすい方が良いと思う。

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