自閉症を持ちながら動物学者として活躍するスピーカーによる自閉症の才能と、彼らの才能を発揮し生かすことの重要性についての話。

世の中の大半が普通の常識と認知能力を持っている人だと思う。
しかし、おそらくこうした人たちだけでは新しい気づきや発見はできないと思う。

認知機能によって生まれる現象として錯覚や思い込みがある。
おそらく大半の人がこの感覚をもっていると思う。
例えばだまし絵を見てどう思うかなどだ。
これは現代の普通の人が持ち合わせる常識で脳が形成された人たちが陥る認知のずれだと思う。
より現代の常識にフィットした考え方をもつことで社会で生きることに支障はなくなるが、代わりに異なった切り口の考え方ができなくなっていると思う。
新しい概念や発見は、現代の常識の範囲では考えつかないものだと思う。
であるならば、現代の常識から外れた思考法が必要だ。
しかし、それは現代の常識の中で生きている人が得ることは難しい。
自閉症のような特殊な考え方をするような人たちは、一般人にはおもいつかないような発想をする。
その発想をうまく引き出してあげることが社会のためにもなる。
また、同時に疎外感を抱いていた社会にフィットできる機会として、当該の自閉症者にとってもよいことだと思う。